NPO法人「地域で支える介護リハビリ研究会」(金城毅代表理事)は1日、那覇市宇栄原に、地域の公民館などに出張するリハビリ特化型デイサービス「おきなわ介護リハビリセンター」をオープンした。介護保険受給者が対象。同センターによると、リハビリに特化した出張デイサービスは全国初という。
同センターは、1日10人の小規模デイサービスで、午前の3時間は事業所で治療・訓練を行い、午後は地域の自治会館や公民館などに出張する。常勤の理学療法士が利用者ごとにリハビリメニューを作成し、マンツーマンで訓練する。機械ではなく、素手で関節や筋肉の痛みを軽減し、温熱療法(ホットパック)や空気圧治療器を使って痛みを緩和する治療をする。
同センターによると、デイサービス利用者の多くは遠い事業所まで送迎車で移動しサービスを受けている。同センターは、利用者が日ごろ活用してきた公民館や自治会館などに出張することで、住み慣れた地域でケアを受けられるようにするのが狙い。
金城代表理事は「地域コミュニティーの中で安心して暮らせるようにサポートし、社会参加につなげたい」と抱負を語った。
沖縄タイムス 2013年10月3日 09:51
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-10-03_54837/