行橋市北泉の喜楽デイサービスセンターで4日、臨時の居酒屋が開店し、通所者が串焼きや枝豆など居酒屋のメニューを楽しんだ。
センター利用者の多くは80代で、久しぶりに居酒屋の雰囲気を味わってもらおうと企画。アルコールの提供は控えたが、元板前のスタッフが魚の空揚げや酢の物、茶わん蒸しを作り、数種類のデザートも用意した。お年寄りはメニューを見て食べたい品を注文し、ノンアルコールビールを何杯も注文してほろ酔い気分になる人もいた。
市内から週2回通う山田キヌヱさん(81)は「もう亡くなった主人と時々行った居酒屋を思い出しました。1人じゃ行けないので、きょうは楽しかったです」と話した。センター代表の古川幸子さん(63)は「夏はビアガーデンを企画したい」と張り切っていた。〔京築版〕
毎日新聞 2014年03月05日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20140305ddlk40040353000c.html